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当教室の特徴

東京女子医科大学 形成外科
総合的な体表外科医の育成

包括的な体表外科

形成外科は、体表面に異常を来すありとあらゆる疾患に対する外科的手術を扱います。東京女子医科大学病院形成外科においては、先天異常、外傷、腫瘍、炎症性・変性疾患など体表面の外科的疾患すべてに豊富な症例数を有しています。従って、特定の疾患に偏ることのない総合的な体表外科医としてのトレーニングを積むことができます。

また、血管腫・血管奇形、母斑などの色素異常に対しては、手術的治療のみでなく最新のレーザー医療機器7台を駆使しレーザー治療も盛んに行っています。

東京女子医科大学 形成外科 教授・講座主任  櫻井 裕之

多種多彩な創傷に対応する外科的治療

東京女子医科大学病院は、他の外科系各科も充実しており全国屈指の手術件数を誇っています。また重篤な基礎疾患を有する手術症例も大学病院の使命として対応しており、一定の頻度で手術後の創哆開、創部感染を来す症例が発生します。形成外科は「創傷外科」として院内で発生する術後創に関するトラブルに対応しています。従って、開頭手術後の頭皮創哆開、開胸術後の縦隔炎、消化器外科・婦人科・泌尿器科などの腹部手術後の創離開、整形外科での創部感染など、多種多彩な手術創の修復に関わっています。

東京女子医科大学 形成外科

微小血管吻合技術を用いた再建手術

体表外科、創傷外科の領域において、皮膚の移植を伴う再建術が頻回に行われ、その際に手術用顕微鏡を用い微小血管吻合手術が必要となることがあります(遊離皮弁移植術)。その技術は、骨、筋肉、脂肪、神経、腹腔内臓器など皮膚以外の移植にも応用可能です。東京女子医科大学形成外科においては、外科系各科との緊密な連携により、乳房再建、頭頸部再建、腹壁再建、胸壁再建、四肢再建など各種再建手術において遊離組織弁移植術を行っています。また、生体肝移植の際の肝動脈吻合など、臓器移植における微小血管吻合も行っています。

東京女子医科大学 形成外科

最小血管吻合技術の応用

前述の微小血管吻合は一般に3mm 径以下の血管吻合を意味しますが、近年手術用顕微鏡や器具の改良により、0.5〜1mm 径の脈管吻合も可能となっています。この技術は、上肢や下肢のリンパ浮腫に対するリンパ管静脈吻合術や、指先部切断に対する再接着術などに応用し良好な治療成績を得ています。

東京女子医科大学 形成外科

熱傷治療施設としての社会貢献

東京女子医科大学病院形成外科は、昭和50 年発足当時より熱傷治療に力を入れてきました。現在東京都から委託を受け、熱傷救急を受け持つ14の施設の内 5施設(東京女子医科大学病院、東京都立広尾病院、東京都立多摩総合医療センター、国立病院機構災害医療センター、日本大学医学部附属板橋病院)は、研修プログラムの基幹施設及び連携施設であり、東京都の熱傷治療に大きく貢献しています。

東京女子医科大学 形成外科

再生医療の導入

東京女子医科大学は早稲田大学との共同研究施設として、先端生命医科学研究所(Twins)を擁しており、同施設において再生医療などの先進的医療の研究に取り組んでいます。
東京女子医科大学病院形成外科では、培養表皮以外にも、脂肪幹細胞、軟骨細胞などの各種細胞培養技術を用いた臨床研究にも取り組んでいます。

東京女子医科大学 形成外科
充実した指導・教育環境

豊富な症例数、充実した指導体制をもつ研修プログラム

東京女子医科大学形成外科研修プログラムでは基幹施設(東京女子医科大学病院)と10の連携施設、さらには他プログラムの基幹施設である日本大学医学部付属板橋病院、東京女子医科大学八千代医療センター、宮崎大学病院、鹿児島市立病院で構成される病院群において、指導医のもとに研修が行なわれます。

東京女子医科大学 形成外科

学術的指導も充実

学会発表、論文作成などの学術的指導も充実しています。

医師としての幅が広げられるよう、臨床現場から見つけ出した題材の研究方法、論理的な考察、統計学的な評価、論文にまとめ発表する能力の育成を行います。

東京女子医科大学 形成外科

ダッカ医科大学病院  交換留学プログラム

東京女子医科大学病院は形成外科が中心となり、2012年にダッカ医科大学病院との間で交換留学プログラムを確立しました。このプログラムによりダッカ医科大学から留学生を迎え入れるとともに、毎年2月にダッカ医科大学において医療支援を行っています。日本では生活環境における安全性の向上により、重症熱傷患者の発生件数は極めて稀になっています。東京女子医科大学形成外科では、専攻医がこの医療支援に参加することにより、日本では経験することが困難な重症熱傷例やその後の瘢痕拘縮症例、さらには稀な先天異常の手術などを経験することが出来ます。

東京女子医科大学 形成外科 交換留学プログラム
多彩なキャリア形成

大学院進学

専門研修期間中に大学院へ進むことは可能です。大学院に入学する時期については、後期研修の初め2年は、その後の医療人としての基礎を形成するために臨床に従事することを推奨していますが、それ以降は個々に相談することが可能です。

臨床医学コースを選択して、臨床に従事しながら臨床研究を進めるのであれば、その期間は専門研修として扱われます。

東京女子医科大学 形成外科

Subspecialty 領域

形成外科専門医取得後、主に以下のサブスペシャリティーを目指すことができます。

  • 日本形成外科学会認定 皮膚腫瘍外科特定分野指導医

  • 日本形成外科学会認定 小児形成外科分野指導医

  • 日本創傷外科学会認定 創傷外科専門医

  • 日本頭蓋顎顔面外科学会認定 頭蓋顎顔面外科専門医

  • 日本熱傷学会認定 熱傷専門医

  • 日本手外科学会認定 手外科専門医

  • 日本美容外科学会(JSAPS)認定 美容外科専門医

など

東京女子医科大学 形成外科
働きやすい環境

当教室には様々な専門性・キャリアをもつ医師が在籍していますので、あなたに合ったロールモデルとなる医師を見つけられるでしょう。指導医との距離も近く、話しやすい雰囲気があります。今後のキャリア、働き方などについても相談しやすい職場です。

若手医師も多く、近い世代だからこそ相談しやすい環境が整っています。

また、育児休暇や時短勤務制度の利用実績もあり、女性医師のキャリア形成を支援しています。

東京女子医科大学 形成外科
東京女子医科大学 形成外科
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